H温泉の源泉でもあったTの湯の周辺はあたり一面蒸気を噴いています。
そのTの湯自慢の温泉の話の前に周囲を見ておきます。
Tの湯では「蒸気温泉」というものが売りだったそうです。
実はその正体がはっきりしないのですが、かつての利用客のブログなどでは
「噴出する蒸気を釜に集め、それに水を加えていた」
「沢の水を地熱で加熱していた」
「岩盤から噴出する蒸気を罐に溜め、山の湧き水を罐に入れ温泉にした」
という記述があります。
どうやら「造成温泉」と呼ばれるもの、例えば箱根大涌谷で古くから行われている「噴出する蒸気に地下から汲み上げた水を流し込み、温泉の条件を満たした湯を造る」といったタイプだったかと思われます。
しかし、箱根に行かれた方はお気付きかもしれませんが、それには大掛かりな設備と厳しい安全管理を要します。
ここはどうされていたのか、ネット上の情報では分りませんでした。