身近にある廃村「峰」…日天神社へ戻る

文長屋敷へ向かって坂を登り始めたら墓地がありました
詳細は文字がかすれて読めませんでしたが、中央に「先祖代々之墓」、その両脇に大正・昭和の日付が刻まれています

その左隣にある墓石です
新しそうな左端の墓石の文字は明治何年と読めます

墓地からは、かつては家屋があった平場が見えました

梵語と思われる文字の下に「墓趾碑」と刻まれています
その下には「福島家…」とありますが、最盛期16戸を数えた峰の住民の8割方が福島さんでした

墓前にある澤乃井のワンカップは元々供えられていたました。
醸造元の小澤酒造株式会社は地元青梅市の会社ですし、見た目が割と新しいことから時折ここを訪れる関係者がいるのでしょう。

碑の脇に「昭和四十三年十一月吉日福島定彦建立」と刻まれていました
最後の一人が山を降りたのはその4年後、峰への想いがこめられているのでしょう