日本航空123便の御巣鷹山墜落事故…慰霊登山・その2へ戻る

「すげの沢のささやき」案内板

御巣鷹の尾根案内図

現場の解説

この碑の解説

日航123便墜落事故は、死者五百二十名重傷者四名という、単独機では世界最大の犠牲を出した惨事でした。
この事故より得た教訓を無駄にせず、将来の空の安全性向上に役立て、心の戒めとして不断の努力が必要であることを後世に伝えることが、私達遺族の使命であり、それが亡き犠牲者の冥福を祈る道であると信じます。
墜落当時、米国・国家運輸安全員会の委員長をしていた、ジム・バーネット氏が講演会で述べた言葉は、私達遺族の想いとまさしく軌を一にするものであり、国境を越え、聞く人の胸に迫るものがありました。
わたしたちはその言葉を石に刻み、これにより私たちの鎮魂の想いと航空安全の願いを後世に伝えることにしました。
本日、バーネット氏ほか関係各位のご参列を頂き、除幕式を行うに当り、この碑を「すげの沢のささやき」と命名し、いく久しく世界の航空安全の原点として、空行く人の命を守るための礎といたします。
一九九四年八月十一日
航空安全国際ラリー組織委員会　会長　川北宇夫