エルトゥールル号事件

激化するイラン・イラク戦争、1985年(昭和60年)3月17日イラクのフセイン大統領は「48時間後以降、イラン上空を飛行する航空機は全て撃墜する」と宣言。
各国は自国民救出の救援機を急遽テヘラン空港へ向かわせます。 しかし日本は当時の法律では海外派遣に当たるとして自衛隊機は出せません。 唯一国際路線を持っていた日本航空は 「両国からの安全の保証がない限り出せない」と回答。
しかし、タイムリミット寸前に姿を見せたトルコ航空機が日本人215名を救出してくれました。 この時テヘランには600名以上のトルコ人が残されていたのに、自国民より日本人を優先したのです。

なぜ日本人を先に？ そのきっかけは1860年(明治23年)9月16日21時頃に発生した海難事故、そこまで話は遡ります。
本ページでの事故名称は内閣府防災担当『広報ぼうさい』過去の災害に学ぶ(第8回)に従っています。